高校教育に活かされる企業の力
<教育業界>埼玉高校総体ネット配信事業
(2008年4月3日更新)
彩夏到来08埼玉総体(7月28日~8月20日)を高校生主役の場として成功させるため、先端メディアを担う企業がNPO法人に結集し、埼玉県とともに活動を開始した。29種目全競技をインターネットで同時動画配信する計画。高校生や学校による自主的取り組みを埼玉県の実行委員会と協定を結び支援しているのが、特定非営利活動法人埼玉総体動画配信支援センターである。サポート企業の募集に取り組み、全競技完全カバーに必要な2億円の費用獲得にも奔走している。
「全高校生の参加」「一人一役」
――インターハイの理念をITで実現
「インターハイでは、サッカーやバスケットボールのように一般的にはメジャーと呼ばれているような競技だけで熱戦がたたかわれているんではないんです。29の競技全体、すべての試合で高校生たちは青春を燃やし、どの場面でもドラマがあります。子どもたちを送り出す家族の方々や先生たちも、がんばっている姿を見てエールを送りたいに違いありません。そんな願いを、テレビでできないインターネット同時配信で、世界中どこででもいつでも見られるシステムで実現したいのです」(埼玉総体動画配信支援センター副事務局長・森長啓子さん)
埼玉県で初めて開催される夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)に向け、画期的な動画配信システム導入で、輝く高校生の活躍にエールを送ろうと熱く活動する人たちがいる。特定非営利法人 埼玉総体動画配信支援センターに集うIT関連企業と技術者たちである。
その中心的な旗振り役を果たしてきたのが、埼玉県庁などで長年にわたってIT業務支援を行なう実績をつんできた株式会社エンターオン(代表取締役・庄司 周さん)だ。
この取り組みのきっかけになったのは、昨年の佐賀総体での動画配信だった。佐賀総体では、「IT佐賀」をスローガンとする県のイニシアチブで予算が組まれ、当初は試合記録映像のIT配信をめざしたが、ライブ中継配信も実現させ、750万アクセスまで到達した。この事業に佐賀県は、1億8千万円を出費した。
埼玉県では、同様のシステムを民間活力の導入で実現することをめざし、埼玉総体動画配信支援センターと協力して事業準備を進めている。「彩ネット」を通じた配信を構想する県は、3千万件のアクセスを見込み、システム運営費用として当面2億円の協賛金(事実上の広告料)集めを目標にしている。
「なんとしても佐賀県のレベルを超える動画ライブ配信を実現したいと思っています。私たちのNPO法人は、2月23日に設立されたばかりですが、県庁や様々な業種のIT関連業務をサポートする企業を含む関連10社の県内ITベンチャーが集い、通信、ウェブ、映像のプロを募って活動しています。そして、インターハイの理念である高校生の『一人一役活動』を真に実のあるものとして実現するために、映像の撮影への高校生参加も指導し、高校生や学校の先生方とともに総体をつくる立場で私たちも頑張っているところです」(埼玉総体動画配信支援センター事務局長・小林克人さん)
ネット配信をサポート企業の広告料で支える
――ビジネス発展の場へ
「私たちは、協賛企業の方々がインターハイのネット配信をサポートすることを通じ、新たなビジネス発展の場を提供したいと考えています。サポートされる側もする側も、ウィン―ウィンの関係で活動を成功させたいのです。協賛金が目標額まで集まって、今回の事業が目標どおりに成功すれば、新しい展望が生まれます。見る方が増えれば、広告もたくさん入れることができ、協賛企業にも利益となる。そんなビジネスモデルができれば、関わった人も企業も、それぞれがハッピーです」(森長副事務局長)
今回の埼玉県での取り組みは、活動経費面を基本的に民間資金で支えるところに昨年の佐賀県総体での活動との違いがある。今日、多くの地方自治体が財政的な困難に直面しているなか、発想を転換して地域社会の核でもある学校の活動を地元関係企業がサポートする形でイベント成功につなげるスタイルは、今後のあるべき姿を示唆している。
現在、サポートを表明しているのは、私立学校や地元企業などが中心だが、今後、金融機関や鉄道・運輸関係企業、製造から各種サービス企業まで広範な分野からの参加が期待される。目に見える地域社会貢献、人づくりへの参加として注目すべき取り組みで、今回の動向が今後毎年続く各県での取り組みの在り方を大きく左右することになるだろう。
「私は、職業訓練校の講師をしながら活動に参加していますが、今回の取り組みへの高校の先生方や生徒さんたちの協力ぶりには、頭が下がります。私たちが編集・発行している埼玉総体応援フリーマガジン『saika』(彩夏)も手から手へ渡され、大いに活用されて部数が足りないほどです。
1月4日には、埼玉県庁の仕事始めの場で高校生の手による総体プロモーションを行ない、私たちもパワーポイントによる画像資料の作成などをお手伝いしました。高校生の熱い気持ちに引っ張られて、なんとしても成功したいという気持ちでいます」(埼玉総体動画配信支援センター事務局次長/WEB担当・新井麻里子さん)
全競技の完全ライブ動画配信を可能とする2億円の協賛金達成、多くの協賛企業が参画することで熱い青春を燃やすインターハイの新たな形を実現したいものである。
【問い合わせ先】
NPO法人 埼玉総体動画配信支援センター
〒330-0062
埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目17番13号 シカクラビル3F
TEL:048-831-0841 FAX:048-831-0890
URL http://www.kizunakatsudo.jp
――インターハイの理念をITで実現
「インターハイでは、サッカーやバスケットボールのように一般的にはメジャーと呼ばれているような競技だけで熱戦がたたかわれているんではないんです。29の競技全体、すべての試合で高校生たちは青春を燃やし、どの場面でもドラマがあります。子どもたちを送り出す家族の方々や先生たちも、がんばっている姿を見てエールを送りたいに違いありません。そんな願いを、テレビでできないインターネット同時配信で、世界中どこででもいつでも見られるシステムで実現したいのです」(埼玉総体動画配信支援センター副事務局長・森長啓子さん)
埼玉県で初めて開催される夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)に向け、画期的な動画配信システム導入で、輝く高校生の活躍にエールを送ろうと熱く活動する人たちがいる。特定非営利法人 埼玉総体動画配信支援センターに集うIT関連企業と技術者たちである。
![]() 全種目動画配信によって、メジャー競技だけでなくなぎなたなど、テレビでは放映される機会の少ない競技にもスポットライトがあたる |
この取り組みのきっかけになったのは、昨年の佐賀総体での動画配信だった。佐賀総体では、「IT佐賀」をスローガンとする県のイニシアチブで予算が組まれ、当初は試合記録映像のIT配信をめざしたが、ライブ中継配信も実現させ、750万アクセスまで到達した。この事業に佐賀県は、1億8千万円を出費した。
埼玉県では、同様のシステムを民間活力の導入で実現することをめざし、埼玉総体動画配信支援センターと協力して事業準備を進めている。「彩ネット」を通じた配信を構想する県は、3千万件のアクセスを見込み、システム運営費用として当面2億円の協賛金(事実上の広告料)集めを目標にしている。
「なんとしても佐賀県のレベルを超える動画ライブ配信を実現したいと思っています。私たちのNPO法人は、2月23日に設立されたばかりですが、県庁や様々な業種のIT関連業務をサポートする企業を含む関連10社の県内ITベンチャーが集い、通信、ウェブ、映像のプロを募って活動しています。そして、インターハイの理念である高校生の『一人一役活動』を真に実のあるものとして実現するために、映像の撮影への高校生参加も指導し、高校生や学校の先生方とともに総体をつくる立場で私たちも頑張っているところです」(埼玉総体動画配信支援センター事務局長・小林克人さん)
![]() 左から、事務局長・小林克人さん、副事務局長・森長啓子さん、事務局次長でWEB担当の新井麻里子さん |
――ビジネス発展の場へ
「私たちは、協賛企業の方々がインターハイのネット配信をサポートすることを通じ、新たなビジネス発展の場を提供したいと考えています。サポートされる側もする側も、ウィン―ウィンの関係で活動を成功させたいのです。協賛金が目標額まで集まって、今回の事業が目標どおりに成功すれば、新しい展望が生まれます。見る方が増えれば、広告もたくさん入れることができ、協賛企業にも利益となる。そんなビジネスモデルができれば、関わった人も企業も、それぞれがハッピーです」(森長副事務局長)
今回の埼玉県での取り組みは、活動経費面を基本的に民間資金で支えるところに昨年の佐賀県総体での活動との違いがある。今日、多くの地方自治体が財政的な困難に直面しているなか、発想を転換して地域社会の核でもある学校の活動を地元関係企業がサポートする形でイベント成功につなげるスタイルは、今後のあるべき姿を示唆している。
現在、サポートを表明しているのは、私立学校や地元企業などが中心だが、今後、金融機関や鉄道・運輸関係企業、製造から各種サービス企業まで広範な分野からの参加が期待される。目に見える地域社会貢献、人づくりへの参加として注目すべき取り組みで、今回の動向が今後毎年続く各県での取り組みの在り方を大きく左右することになるだろう。
「私は、職業訓練校の講師をしながら活動に参加していますが、今回の取り組みへの高校の先生方や生徒さんたちの協力ぶりには、頭が下がります。私たちが編集・発行している埼玉総体応援フリーマガジン『saika』(彩夏)も手から手へ渡され、大いに活用されて部数が足りないほどです。
![]() 彩夏到来08埼玉総体、全国高等学校総合体育大会フリーマガジン「saika」 |
全競技の完全ライブ動画配信を可能とする2億円の協賛金達成、多くの協賛企業が参画することで熱い青春を燃やすインターハイの新たな形を実現したいものである。
【問い合わせ先】
NPO法人 埼玉総体動画配信支援センター
〒330-0062
埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目17番13号 シカクラビル3F
TEL:048-831-0841 FAX:048-831-0890
URL http://www.kizunakatsudo.jp
※記事は作成日時点のデータですので、あらかじめご了承ください。

















