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<新規事業>新規事業成功のためのエッセンス

写真●釣巻 崇/B STYLE27月号より(2007年9月11日発行)

新規事業進出は多くの企業にとって、成長のための重要なテーマだが、同時にリスクや困難への挑戦でもある。ベンチャー・リンクの過去の支援実績をもとに、新規事業進出で成功する要素をまとめてみた。

■新規事業成功のためのエッセンス
企業が新規事業へと進出することは、新しい収益源の確保・企業の活性化・さらなる成長のために、不変の重要テーマである。しかしながら、新しい事業分野への挑戦は、いままで本業では経験したことのなかったリスクや困難への挑戦ともなる。
とりわけ中堅中小企業では、新規事業への取り組み経験が不足しており、成功のためのノウハウに乏しいといわれる。ベンチャー・リンク(VL)が多数の中堅中小企業の新規事業をサポートしてきた経験から、新規事業で成功する要素をまとめてみた。

■新規事業で成功するための4つの要素
VLは、中堅中小企業の新規事業進出支援を長年手がけてきており、直接的に支援を行なった企業だけでも1500社を超える。そうした企業支援の実績のなかで、継続して新規事業を成功に導いている企業に共通しているポイントは4つある。
1.明確な経営戦略・ビジョンがあること
2.有望かつ自社に合った事業を選んでいること
3.新規事業展開に適した人材の確保と教育システムの存在
4.適切なマネジメント体制があること
これらのポイントが欠けている場合、一時的な成功を収めることはできても新規事業を安定的な収益源として位置づけるのはなかなか難しいようである。ひとつひとつみていこう。

1.明確な経営戦略・ビジョンがあること
BLP制度では多数の講座を用意し、新規事業に取り組む企業のバックアップを行なっている。
BLP制度では多数の講座を用意し、新規事業に取り組む企業のバックアップを行なっている。
新規事業を立ち上げることはエネルギーのいる仕事である。本業とは勝手の違う仕事であるため、さまざまな困難が待ち受けている。こうしたことをひとつひとつ解消していくという活動は、それが創業の醍醐味でもあるが、なかなか大変なものである。
芽が出るまでの苦しい時期や、発展していくに従ってやり方を変えなければならないときなどは、気持ちが折れそうになることもあるだろう。
そうしたときに、新規事業を行なうスタッフたちを勇気づけるものは、自分たちが取り組んでいる事業が、自社の経営には絶対に必要なものであるという信念であり、その裏づけとなるものが、明確な自社の経営戦略・ビジョン・経営理念といったものである。
これは、事業の展開に従って新たな社員が事業に参画して来た際に、企業としての一体感を保つことにも役立つ。
新規事業の成功は、事業に取り組むメンバーの熱意によるところも大きい。その熱意をサポートするのが、経営者が描く自社のビジョンである。御社の経営戦略・ビジョンは明確だろうか?

2.有望かつ自社に合った事業を選んでいること
新規事業に進出するのであれば、今後の成長が望まれる事業分野に進出するのが好ましい。しかし、ダイナミックに動く今日の経済には、多くのビジネスチャンスがあり、多くの成長産業がある。そのなかから、自社に合った事業を選ぶという目を養うことが必要だ。
いかに成長産業であるとはいっても、資本の力が左右するようなビジネスに中小企業が参入したのでは、成功を収めることはなかなか難しい。また、自社の企業風土・社風とあまりにかけ離れた事業を行なっても、成功はなかなか難しい。
伸びる理由が明快な有望な事業を見つけ、そこから自社に合ったビジネスを取捨選択する眼力が経営者には求められる。これを行なうためには、さまざまな業界を見て、そのビジネスモデルの深い部分まで理解する、という行動を繰り返すことが効果的だ。御社での新規事業の検討は、深くマーケットやビジネスモデルを研究されているだろうか?

3.新規事業展開に適した人材の確保と教育システムの存在
新規事業を行なっていくと、本業とはまったく違った常識が存在することがある。そうしたケースでも、いち早く変化に対応して手を打っていくスピードと姿勢が要求される。こうしたスピード感覚をもったメンバーに新規事業展開を任せているだろうか?
さらに、本格的に事業展開を進めていけば、新規の優秀な人材を採用する必要がある。景気回復局面を迎えたいま、優秀な人材は引っ張りだこである。優秀な人材を採用するための戦略は十分に用意されており、自社を魅力的にプレゼンテーションすることができているだろうか?
さらに、採用した人材をそのまま配属してしまうのではなく、自社の理念や価値観などを浸透させるような仕掛けをもっていないと、新規事業部門が烏合の衆になってしまうこともある。これでは組織として発展していくことは難しい。
これら一連の人材の課題に対して、会社としてしっかりした教育システムを作っていくことが必要となる。

4.適切なマネジメント体制があること
新規事業においては、マネジメントの仕組みをきちんともっていないと「社長はこの業界のことはご存じないでしょうから…」などと、状況が把握できなくなる可能性が大きい。新規事業は本業とは違い、経営トップが成功の勘所を最初から把握できているわけではない。それゆえに、現場のリーダー(店長、新規事業部長など)のいうことが正しいかどうか分からなかったり、リーダーシップを発揮することが難しくなってしまったりする。結果として、トップは表面的な数字や感覚的な指摘のみにとどまってしまい、現場から煙たがられるだけ、というのはよくある事例だ。これでは事業の成功はおぼつかない。
また、マネジメントの体制が小規模な段階と、規模が広がってきた時点ではまったく内容が異なってくる。本業で行なっているマネジメントのやり方をそのまま踏襲したのでは、上手くいかないケースも多い。
たとえば、比較的大きな数字を動かすような建設業の企業が、細かなコスト管理が必要になる外食産業に参入した際に、マネジメントのやり方を日次決算など短いサイクルでの管理に変えていかないと、利益が出にくいというケースもある。
展開する事業に合ったマネジメントの仕組みを構築することなしに、安定的な成長はあり得ない。

■新規事業の成功の鍵をどう身につけるか
これら新規事業成功のために必要なポイントを学べるよう、今年4月にリニューアルを果たしたのが、ベンチャー・リンクのビジネス・リンク・パートナー(Business Link Partner/以下BLP)制度だ。この新しいプログラムでは、新規事業成功のために必要と思われるエッセンスを講座形式で伝えることを目的としている。いくつかご紹介したい。

■自社の経営ビジョン・経営計画を作成する
将来の計画をきちんと示す、といっても忙しい業務のなかでは、どうしても後手に回ってしまいがちである。
「会社をひとつにする経営ビジョン検討講座」「魅力的な人材を確保する戦略的中期経営計画策定講座」では、経営者同士が集まって、互いにディスカッションなどをしながら、自社の経営計画の策定を進めていく。
自社以外のさまざまな企業の経営者とディスカッションを重ねることで、より自社の進むべき方向が明確となるほか、定期的に開催される講座に参加することできちんと計画策定の時間が確保できるというのも見逃せないメリットだろう。

このようにBLP制度では多数の講座を用意して新規事業に取り組む企業のバックアップをしている。ほかにも次のようなラインナップがある。
ぜひ貴社の新規事業の立ち上げに役立てていただきたい。

BLP講座ラインナップ<抜粋>
●社員のやる気と成長意欲の基礎づくり「組織風土活性化研修」
●叱る、褒めるをはじめ具体的なスキルを提供「マネジメントスキル講座」
●感覚と根性だけでない営業力強化「セールスマン営業力強化プログラム」

※記事は作成日時点のデータですので、あらかじめご了承ください。

備考

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TEL:03-5827-7850
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