<朝礼ネタ>「ソーシャルメディアが企業に与える影響とは」 | Biz STYLE

Biz STYLE 経営者・経営幹部のための総合経営情報サイト

Biz STYLEホーム > ビジネスマガジン > <朝礼ネタ>「ソーシャルメディアが企業に与える影響とは」

ビジネスマガジン

ソーシャルメディアの活用にあたってはリスク管理も

<朝礼ネタ>「ソーシャルメディアが企業に与える影響とは」

株式会社リンク・ソリューション Biz STYLE編集部

近年のスマートフォンの普及によって、ソーシャルメディアの利用者も増加しています。特に、20代から30代では、8割以上の方がなにかしらのソーシャルメディアを利用しているとの調査結果もあり、企業のマーケティングにおいてもソーシャルメディアの扱いは重要なものとなっています。

■ソーシャルメディアの影響力は無視できない
 2015年5月に公表された総務省情報通信政策研究所の「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、スマートフォンの利用率は20代の94.1%を筆頭に全体で6割超、ソーシャルメディアの利用率も20代:95.0%、30代:82.6%、40代:70.3%と高い水準を示していることが分かりました。消費者に情報を伝達するためのツールとして、ソーシャルメディアは無視できない存在にまで成長しています。
ソーシャルメディア利用率
ソーシャルメディア利用率


■業種・サービスごとに異なるソーシャルメディアの使い方
 企業にとってもソーシャルメディアは無視できない存在になっていますが、その影響力は業種やサービスによって異なります。
 2016年4月に経済産業省が公表した「企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書」によると、ソーシャルメディアのユーザーの動きと購買行動の関連性が高いのは、「ファストフード・コーヒー・宅配」「コンビニエンスストア」であり、逆に関連性が低かったのは「自動車」ということでした。ファストフード、コンビニで関連性が高かった要因として、企業側もソーシャルメディアを通じて、割引クーポンの配信などの付加サービスに積極的であることと、消費者側でも企業側の投稿をきっかけに商品を認知して、気になった商品を気軽に試せる価格帯であることが挙げられています。逆に自動車の場合は、価格も高額で買い替えのタイムスパンも5年・10年と長いため、企業側の投稿を見てすぐに購入にまで至ることは少ないのではないか、と分析されています。
 マーケティングにソーシャルメディアを活用しようとするときは、自社が取り扱う商品やサービスの特性を十分に認識した上で、ソーシャルメディアにどのような点を期待していくかを明確にしておくことが重要と言えそうです。低価格帯で購入頻度も高いものであれば、割引クーポンの配信などを通じて愛用者を増やしていくということでしょうし、高価格帯で購入頻度も低いものであれば購買行動ではなく中長期的な視点で好感度を上げていくといった目的で利用していくということでしょう。

■ソーシャルメディアの反応を商品開発に活かしていく
 消費者がソーシャルメディアを通じて積極的に商品情報を得るようになっている中で、企業側でもソーシャルメディアを活用したプロモーションを行うことが増えています。特にB to C分野の食品や外食産業などでは、従来のマスメディアを活用したプロモーションを行った場合よりも、ソーシャルメディアを活用したほうが売上増加につながっている事例も見られます。
 また、ソーシャルメディアは消費者側の意見がダイレクトに伝わってくるため、商品開発にあたっても消費者ニーズを把握した上で進めていけるというメリットがあります。実際に大手企業の一部では、商品開発のプロセスにソーシャルメディアを活用する動きが出てきており、今後の動きに注目が集まっています。

■自社の商品やサービスに合ったソーシャルメディアを選ぶ
 LINEやFacebookなど、様々なソーシャルメディアサービスが使われる中で、各サービスによってユーザー層が異なっているのも現状です。このため、自社の商品やサービスのプロモーションを行っていく際も、各ソーシャルメディアの特徴を踏まえた上で、戦略策定していく必要があります。
 経済産業省の「企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書」では先進的な企業の事例も掲載されていますが、ローソンのように主要なソーシャルメディアをほぼ全て利用しているところもある一方で、訴求したい層に合わせて使い分けを行っている企業も数多くあります。
 例えば、玩具販売大手の日本トイザらスでは、Twitterは趣味嗜好性が強い情報に対して反応が高い一方で、Facebookではファンのうち60%以上を女性が占めることが、分析によって判明したため、両者の特性を生かして投稿内容を工夫しているとのことです。
 また、ソーシャルメディアの中でも、Instagramは綺麗な写真を載せて広く訴求することに適しているため、顧客に自社商品を着こなした写真を拡散してもらうなど、アパレル業界での活用が進んでいるとのことです。

■ソーシャルメディアの活用にあたってはリスク管理も
 このように商品やサービスのプロモーションに役立つソーシャルメディアですが、その利用にあたっては負の側面も十分に理解しておく必要があります。ソーシャルメディアは発信力・拡散力が高いため、企業公式アカウント発の不適切な言動、アルバイトを含む社員や取引先など関係者発の不適切な言動といったネガティブ情報も一気に広まってしまうおそれがあります。大々的にソーシャルメディア活用に取り組む場合は、投稿担当者のコンプライアンス意識向上はもちろんのこと、社内でリスク対策のチームを設置するなどして、問題投稿が生じた際には速やかに対策をとれるような体制を講じておくことが重要となります。
 
【参考文献】
・総務省情報通信政策研究所「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000028.html

・経済産業省「企業のソーシャルメディア活用に関する調査報告書」
 http://www.meti.go.jp/press/2016/04/20160411002/20160411002.html




※記事は作成日時点のデータですので、あらかじめご了承ください。

関連カテゴリ

関連記事

関連記事

RSS Feed

Biz STYLE RSS
RSSについて
<朝礼ネタ>「ソーシャルメディアが企業に与える影響とは」:中小企業経営・新規事業ほか企業経営に今すぐ役立つ! | Biz STYLE

新規事業/フランチャイズ情報:外食 | 美と健康 | 教育 | 食品流通 | 保険・不動産 | 支援ブランド
セミナー/イベント情報:経営セミナー | 事業説明会 | 経営課題別研修

Copyright ©2014 Link Solution Co.,Ltd.

経営者と経営幹部のための、経営情報・経営セミナーの「Biz STYLE | ビズスタイル」