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ホルモンは内分泌細胞から特定の細胞に対するメッセージを伝える暗号

<体調管理>「ホルモンの意外な作用」

株式会社リンク・ソリューション Biz STYLE編集部

「ホルモン」とは、生物活性物質のことで、70種類以上の物質が全身を巡って調節しています。
今回は身体にさまざまな影響をもたらす「ホルモン」についてご紹介します。

■ホルモンとは
 体内には、内外のさまざまな刺激を受けて変化が生じても、元に戻そうとする働きが備わっています。これが恒常性(ホメオスタシス)で、自律神経系と内分泌系の2つがその役目を果たしています。
 自律神経系による調節は、神経伝達物質を介して瞬時に行われます。一方の内分泌系は、ホルモンを血液やリンパ液に放出して作用するため、調節には時間を要しますが、少量でも絶大な効果を発揮し、また長時間持続します。
 「ホルモン」とは、ギリシャ語の「刺激する」「呼び覚ます」という言葉に由来しており、生物活性物質のことで、70種類以上の物質が全身を巡って調節しています。
 ホルモンは血液の流れに乗って全身に行き渡ります。ただしホルモンに作用するのは、そのホルモンの受容体を持つ細胞のみです。つまり、ホルモンは内分泌細胞から特定の細胞に対するメッセージを伝える暗号なのです。

■ホルモンとフェロモンは別物
 語感が似ていることで混同している人も多いですが、ホルモンとフェロモンは無関係です。
 ホルモンは、個体が作り出し、体内で細胞に作用して生命活動を維持するものです。これに対してフェロモンは、個体から体外に放出され、そのニオイを受け取った同種の別の個体が反応する、いわばコミュニケーションの手段になるものです。つまり、体“内”で別の細胞に作用するものと、体“外”の別の個体に作用するものです。
 動物のフェロモンには、警告や道標、集合などを知らせる働きがあります。人間にもフェロモンは存在するという説があります。何人かの女性が共同生活をすると、しだいに月経周期が同じになる現象が起きました。原因をあらゆる角度から調査した結果、女性同士が互いにフェロモン出しあったからではないか、と推測されているのです。

■女性ホルモンは血管を強くする
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 女性ホルモンは、女性らしい体を作るだけでなく、実は中枢神経系(脳)や心臓、血管にも作用して、神経細胞の保護や心臓機能の正常化、血管の強化、動脈硬化や認知症予防などにも働いています。つまり、女性ホルモンは血管に弾力を与えてしなやかにする機能があり、女性は男性よりも血管系の疾患が少ないのです。
 ですが、閉経によって女性ホルモンの分泌が減少すると、血管壁がもろくなって血管系の疾患も増加します。恋愛中の女性は綺麗だというのも、女性ホルモンの分泌が活発になるためであり、血行が良くなったり、プロラクチンが肌にツヤとハリを与えて顔色が明るくなるからだといわれています。その反面、ホルモンの分泌は自律神経と連動しているため、ストレスの影響を受けやすいのです。

■女性らしさは卵巣でつくられる
 子宮は、ホルモンの影響を受けてはいますが、自ら分泌はしていません。女性ホルモンを分泌しているのは卵巣です。
 卵巣は、子宮の両側にある親指の頭ほどの大きさをした器官で、男性の精巣(睾丸)に当たる部分です。ここでは、卵子をつくって毎月1個を左右交互に排出(排卵)しています。女性が一生の間に排卵するのは400~500個で、多量の卵細胞が排出されていくのです。

 卵巣でのホルモン分泌は思春期から始まり、卵胞ホルモン(エストロゲン)は皮下脂肪を増やしたり、乳房を膨らませます。黄体ホルモン(プロゲステロン)は卵巣を成熟させる働きをしています。この2つのホルモンがバランスをとりながら排卵をコントロールしています。

■肥満を回避するホルモンの正体
 胃から送られてきた食物は、胃酸を含んでおり、この刺激で十二指腸からさまざまな消化管ホルモンが分泌されます。このホルモンは胆のうと膵臓に働きかけ、胆汁と膵液という消化液を十二指腸から排出させて消化を促進しています。
 最近の研究で、十二指腸から分泌されている消化管ホルモンの一つ、GIP(消化管抑制ペプチド)が肥満と深い関係にあることがわかり、注目されています。マウスを使った実験では、高カロリーの食事を与えても、GIPを抑制したマウスは太りませんでした。そこで、GIPの働きを抑える薬が開発されれば、肥満をコントロールできるかもしれないと期待されています。

■膵臓から出る重要ホルモン
 膵臓には、ランゲルハンス島という特殊な細胞集団があります。ここでは糖代謝に関係する2つのホルモン、インスリンとグルカゴンが分泌されています。インスリンは、血液中のブドウ糖をエネルギー源として利用するように促して血糖値を下げます。グルカゴンは、肝臓に蓄えていたグリコーゲンを必要に応じてブドウ糖に戻して血糖値を上げる働きをしています。
 この相反する性質によって、血糖値は微妙に調整されています。そのため、これらの働きに異常が生じると、血糖値がコントロールできなくなります。数値が高くなると糖尿病に、低くなると低血糖を起こして昏睡状態に至ることもあります。
 糖尿病になると、全身の結合組織に糖が付着し、血管壁が弱くなって出血を繰り返し、全身の微小血管が破壊されてしまいます。血糖値を管理しないと、脳や腎臓などに障害が起こります。


※この記事は一般的情報を元に作成されています。詳しい内容については医療機関に直接ご相談頂く事をお勧めいたします。

※記事は作成日時点のデータですので、あらかじめご了承ください。

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