企業の節税対策
第1回 節税の基本的な考え方
岸 健一(税理士・起業アドバイザー)2009-3-9更新
こんにちは。税理士の岸健一と申します。ご縁がございまして、ベンチャーリンクさんのサイトでコラムを書かせていただくことになりました。
題材はずばり、「節税」です。
ビジネスをやっていれば、必ず税金で頭を悩ませることになります。
説教じみた話で恐縮ですが、税金は国家運営のために必要な財源なわけですから、しっかりと納める必要があります。
しかしながら、法に従って適正な納税をすればよいわけであって、適正額以上に余計に支払う必要はないわけです。
余分な税金は払わない
↓
お金が残る
↓
そのお金を使ってよりビジネスを盛り上げる
↓
より一層の利益を上げる
↓
より多くの納税をする
くらいの方が、結局は日本を盛り上げることになります。
そこで、きちんとした節税知識を身につけていただきたく、コラムを書いていこうと思います。
節税の種類
実は、いくつかの種類があります。
(1)資金流出の有無
節税するためには、基本的にお金を使わなければいけません。
例えば、利益が500万円ある場合は法人税等の金額は約150万円かかります。ところが、500万円分お金を使ってしまえば、利益はゼロとなり、法人税等の金額もゼロになるわけです。法人税等は利益に対してかかってきますから、利益を消してしまえばその分節税になるという算段です。
でも、ちょっと変です。
<節税前>利益500万円-税金150万円=手元に残るお金350万円
<節税後>利益0円-税金0円=手元に残るお金0円
ですから、節税をしないほうが結局お金は残っているわけです。仮に、節税のために使ってしまった500万円が将来の役に立つお金だったらいいのですが、そうでなかったからまったく意味のない節税です。
ですから、お金を使って節税する時は、
○将来の役に立つことに支払うこと
が大切になるわけです。
その一方、お金を使わない節税方法もあります。お金を使わない節税方法は積極的に行なうべきです。この方法は、お金を使わない代わりに頭を使うわけです。お金を使う節税については、素人が生半可にすると危険ですので、かならず税理士に相談するべきです。
(2)繰り延べ型と永久型
次に、節税には繰り延べ型と永久型があります。
繰り延べ型は、今払うべき税金を先送りする節税方法で、永久型は、文字通り永久的に税金を払わなくてすむ方法です。
巷で紹介される多くの節税方法は、繰り延べ型が多いです。繰り延べ型のほうが簡単に行なえるからです。永久型は、頭を使う必要があります。こちらについても税理士に相談するといろいろとアイデアが生まれてきます。
まとめ
上記の文章をまとめると、次の2×2の表にまとめることができます。
A(永久型・資金流出なし)
積極的に推し進めるべきです。だたし、とても頭を使う方法ですので、税理士と相談しながら進めます。
B(永久型・資金流出あり)
これも積極的にいきましょう。ただし、お金は出ていくわけですから、資金繰りをよーく考える必要があります。
C(繰り延べ型・資金流出なし)
これも積極的にいきましょう。お金はでていきませんから、どんどん追求すべきです。
D(繰り延べ型・資金流出あり)
慎重に考えます。最もシンプルな節税方法がここに当てはまるわけですが、資金流出があり、税金を先送りする手法ですから必ずあとで納税します。なので、慎重な計画の下、実行する必要があるわけです。
節税の対象となる税金
これから書かせていただく節税方法の多くは、法人であれば法人税、住民税、事業税、個人事業主であれば、所得税、住民税、事業税、などの利益に対してかかってくる税金です。
消費税については、残念ながらあまり節税方法がないのが現実です(まったくないわけではありません)。
次回からは、具体的な節税方法について考えてみることにしましょう。
岸 健一(税理士・起業アドバイザー)
信条は「Support your Dreams」。六本木で税理士事務所と起業コンサルティングを行なっている。
http://www.ryudo.net
【主要著書】
「金持ち社長のお金の使い方~起業編」(TAC出版)
「税理士ビジネスで成功するための営業術」(TAC出版)
「エンジェル税制活用術~ベンチャー企業の資金集めの必殺技」(TAC出版)
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税理士紹介はTAC-MATCHにお任せください!
http://pronet.e-tac.net/
資格の学校TACが運営する税理士紹介サイトTAC-MATCHでは、事業者の皆さんが必ず必要になる税務申告のほか、経営アドバイス、給与計算などを代行する税理士を紹介しています。全国にネットワークをもつTAC-MATCHなら、あなたにぴったりの税理士を紹介できます! まずはお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ先】
TAC株式会社プロフェッションネットワーク
フリーダイヤル:0120-480-347(携帯電話からは03-5276-9493)
メール:pro-net@tac-school.co.jp
説教じみた話で恐縮ですが、税金は国家運営のために必要な財源なわけですから、しっかりと納める必要があります。
しかしながら、法に従って適正な納税をすればよいわけであって、適正額以上に余計に支払う必要はないわけです。
余分な税金は払わない
↓
お金が残る
↓
そのお金を使ってよりビジネスを盛り上げる
↓
より一層の利益を上げる
↓
より多くの納税をする
くらいの方が、結局は日本を盛り上げることになります。
そこで、きちんとした節税知識を身につけていただきたく、コラムを書いていこうと思います。
節税の種類
実は、いくつかの種類があります。
(1)資金流出の有無
節税するためには、基本的にお金を使わなければいけません。
例えば、利益が500万円ある場合は法人税等の金額は約150万円かかります。ところが、500万円分お金を使ってしまえば、利益はゼロとなり、法人税等の金額もゼロになるわけです。法人税等は利益に対してかかってきますから、利益を消してしまえばその分節税になるという算段です。
でも、ちょっと変です。
<節税前>利益500万円-税金150万円=手元に残るお金350万円
<節税後>利益0円-税金0円=手元に残るお金0円
ですから、節税をしないほうが結局お金は残っているわけです。仮に、節税のために使ってしまった500万円が将来の役に立つお金だったらいいのですが、そうでなかったからまったく意味のない節税です。
ですから、お金を使って節税する時は、
○将来の役に立つことに支払うこと
が大切になるわけです。
その一方、お金を使わない節税方法もあります。お金を使わない節税方法は積極的に行なうべきです。この方法は、お金を使わない代わりに頭を使うわけです。お金を使う節税については、素人が生半可にすると危険ですので、かならず税理士に相談するべきです。
(2)繰り延べ型と永久型
次に、節税には繰り延べ型と永久型があります。
繰り延べ型は、今払うべき税金を先送りする節税方法で、永久型は、文字通り永久的に税金を払わなくてすむ方法です。
巷で紹介される多くの節税方法は、繰り延べ型が多いです。繰り延べ型のほうが簡単に行なえるからです。永久型は、頭を使う必要があります。こちらについても税理士に相談するといろいろとアイデアが生まれてきます。
まとめ
上記の文章をまとめると、次の2×2の表にまとめることができます。
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A(永久型・資金流出なし)
積極的に推し進めるべきです。だたし、とても頭を使う方法ですので、税理士と相談しながら進めます。
B(永久型・資金流出あり)
これも積極的にいきましょう。ただし、お金は出ていくわけですから、資金繰りをよーく考える必要があります。
C(繰り延べ型・資金流出なし)
これも積極的にいきましょう。お金はでていきませんから、どんどん追求すべきです。
D(繰り延べ型・資金流出あり)
慎重に考えます。最もシンプルな節税方法がここに当てはまるわけですが、資金流出があり、税金を先送りする手法ですから必ずあとで納税します。なので、慎重な計画の下、実行する必要があるわけです。
節税の対象となる税金
これから書かせていただく節税方法の多くは、法人であれば法人税、住民税、事業税、個人事業主であれば、所得税、住民税、事業税、などの利益に対してかかってくる税金です。
消費税については、残念ながらあまり節税方法がないのが現実です(まったくないわけではありません)。
次回からは、具体的な節税方法について考えてみることにしましょう。
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信条は「Support your Dreams」。六本木で税理士事務所と起業コンサルティングを行なっている。
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【主要著書】
「金持ち社長のお金の使い方~起業編」(TAC出版)
「税理士ビジネスで成功するための営業術」(TAC出版)
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※記事は作成日時点のデータですので、あらかじめご了承ください。
















